日々の活動

地域ブランド化

1.健康長寿の産業化・地域ブランド化

安倍内閣が掲げる「地方創生」に係る交付金事業に採択され5年目を迎える中、私は、本県土庄町では植物工場「食物栽培研究所」で将来の民間展開を視野に、新たな栽培素材や実証研究で得られた成果の民間活用や普及・PRなどが必要な段階を迎えていると考え、今後の展開を知事に問いました。

低カリウムレタスを栽培・販売する土庄町の植物工場では、低コスト化や健康長寿に資する新たな栽培素材の研究成果を民間事業者で活用し地元の活性化につなげる検討を進めるとの回答を得ました。

小豆島を中心とした本県特産のオリーブを活用したオリーブハマチの摂取が疲労改善に効果があると理化学研究所から発表されたことを受けて、成果の発信・普及と地域産業の活性化で健康長寿社会を目指す考えを引き出しました。

2.子供たちの学力向上、子供への投資

急速に進むグローバル化に対応し、次代の日本を担う人材に必要な学力を伸ばす対策、これまでの具体的取り組み、今後の進め方を教育長に問いました。

  • モデル校を中心にアクティブ・ラーニングの視点で授業を改善
  • 各校生徒の状況に応じた放課後や土曜日の学習支援やきめ細やかな指導
  • 知識や技能、思考力、判断力、表現力などに加え、主体的に学びに向かう力の育成
  • 地域の課題をテーマに新しい価値を創造するイノベーション教育
  • 第一線で活躍する先輩の講演、大学研究室の訪問などで学習意欲の喚起

等々の方針を得ました。

グローバル化には語学力やコミュニケーション能力、異文化への柔軟に対応する資質が求められることから、海外語学研修、海外留学を促進する県独自の支援体制や、留学制度の紹介、海外の高校との姉妹校提携にも取り組みたいとの考えを聞き出しました。

日々の活動

3.経済の循環

地場産業:地元中小企業は人口減少に伴い、人手不足などが懸念され、依然として厳しい経営状況にある現状を踏まえ、県内産業を支える地元中小企業に対し、制度融資の充実はもとより、きめ細やかな経営支援に努めます。

雇用対策のミスマッチ解消に向け、細やかなニーズに対応した産業人材の確保・育成への支援と求職者一人一人に合ったきめ細やかな就職の支援に努め、正規雇用を増やす支援策を講じます。地方と企業等の特に人手不足分野であるIT、介護、保育、看護、建設、運輸における実情に応じた人材確保・育成の施策の構築や働き方改革などの支援を講じていきます。

日々の活動

4.交流人口増に向けて

【滞在型の観光で交流人口増に】

小豆島をはじめ、香川県全域で人口減少が進む中、観光は地域経済を活性化させる重要な取り組みですが、本県では約7割が日帰りの観光客だとの報告があります。

そこで、宿泊に直接つながる栗林公園や二十四の瞳映画村などライトアップやサマーナイトフェスティバルといった夕方から夜に至るイベントや周遊型旅行商品の造成、高齢者や障害者の滞在や移動も可能にする「観光地のバリアフリー情報」や「観光地のバリア情報」も含めて情報発信し、旅行者が自ら旅程を選択・組み立てして本県内の旅行を楽しんでもらうよう施策の構築に向けた努力を進めます。

日々の活動

5.世界遺産

「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界遺産登録について質問しました。

平成20年9月に文化庁より登録へ向けた準備を進めるべきものとして「資産の保護措置」と「普遍的価値の証明」が課題として示されています。

本県では、観光客の飛躍的増加が期待できる世界遺産登録の実現に向けての課題である札所寺院や遍路道といった構成資産の文化財調査などの「資産の保全措置」が継続的に実施され、県内22寺のうち、17寺を調査し善通寺の境内が国の史跡に指定されるなどの実績を上げ、調査中を含め5寺を残している現状です。

四国4県で連携し四国遍路が人類全体の貴重な遺産であるという「顕著な普遍的価値の証明」にむけ歴史学、考古学、文化的景観などの専門家で構成する研究会で普遍的価値の理論的構築を目指しています。

6.新産業・サービス業

これまでの産官学の連携による研究・技術開発の成果を活かした事業化支援に努め、ものづくりを支えてきた優れた技能を今後とも維持・継承していくため、青年技能者の技能向上や県民の技能尊重の気運醸成を図るなどして、技能の新興に努めます。

国内総人口の3割以上が高齢者や障害のある人たちで占めており、こうした人たちの旅行だけでなく外国人の観光客も増加しています。小豆島をはじめ、栗林公園、金刀比羅宮など、魅力ある観光地を持つ本県は、これらの観光地からハード、ソフト両面のバリアを取り除き、言語やハラール対応食を一例とした文化や習慣の違いへの配慮も加え、来訪者の需要に応えた安心して訪れ、楽しんでもらうことを目指した観光産業への建設的な投資に努めていきたい。

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